めまいはなぜ起こる!?めまいに対する鍼灸施術について

\こんな悩みを持つ人に役立ちます/
薬でもなかなかめまいが良くならない
検査では異常なしと言われた
薬の副作用が気になる
西洋医学とは違うアプローチ方法を知りたい
自分の身体を根本から整えたい
めまいがすると、とても不安になりますよね。
一時的なものであれば「疲れているのかな?」と思いますが、
それが何度も起こると「あれ?本当に大丈夫か?」と何か重い病気を疑ってしまいます。
しかし、検査をしても異常がない場合も多いので、とりあえず薬で様子見している方も。
でも、根本的に改善しているような気がしないですよね。
それもそのはずです。
そのめまいは、あなたの身体の調和が乱れているから起こっているんです。
↓↓めまいの他にこんな症状がありませんか?↓↓

よくイライラしてしまう



動悸がよくある



肩こりや首こりがある



耳鳴りがある



とにかく疲れやすい



眠れない…



よく頭痛がする
めまいの他にもこういった症状が出るのは・・・
身体機能のバランスが乱れているからです。
この場合、「局所的なアプローチ」の薬ではなかなか良くなりません。
しかし、めまいにはめまいの薬、頭痛には鎮痛剤、不眠には睡眠薬など・・・
症状を相談するたびに薬が増えていき、不安になる方もおられると思います。
そういった不安から鍼灸にたどり着く方も多いです。
本来であれば、人間の身体には自己治癒力が備わっているので、基本的に薬は最低限でいいんです。
ではなぜ、めまいがよくならないのでしょうか?
それは先ほども言ったように、
「身体の機能のバランスが乱れているから」です。
\身体を支える5つの機能/
・自律神経
・免疫の機能
・血流
・筋肉のゆがみ
・気の流れ
これらの機能がうまく働かなくなる原因は・・・
ストレス、食生活、環境などから生まれた「阻害因子」です。
どれか一つでも「阻害因子」によって機能が低下すれば、
自己治癒力は衰え、何かしらの症状が現れます。
ということは・・・
「阻害因子」がどこに存在するかを突き止め、除去することができれば、
本来の自然治癒力を取り戻すことができ、めまいも改善に向かうということ。
実は、これらを一番効率よく解決できるのが、鍼灸なんです(^^)
現代の鍼灸に関する研究でも、
・自律神経を調整
・免疫細胞を活性化
・血流の促進
・筋肉の緊張緩和
などといった作用が報告されています。
まずは、あなたの本当のめまいの原因は何なのか?
これを全身の状態を診て判断することが先決です。
そこで判明した「阻害因子」を除去し、自然治癒力を取り戻していく。
このプロセスを踏んでいくことで、
めまいだけではなく他の症状からも解放され、
本当の健康を手に入れて軽やかな毎日を送れるようになります。
めまいの原因が「身体のバランスが乱れているからかも…」と思われる方は、
ぜひ一度鍼灸を受けてみてくださいね(^^)
【東洋医学的な視点】めまいが起こる原因とは?
では、東洋医学的な視点での「めまいが起こる原因」について一緒に見ていきましょう!
①気血両虚~生活習慣の乱れ?~
偏食気味である
残業することが多い
身体を休める時間が少ない
動画を観ながら夜更かしする
無理なダイエットをしている
胃腸の働きが悪い
長期間、病気を患っている
上記に当てはまる方は、気血両虚の疑いがあります。
これは「気」と「血」が両方とも足りていない状態で、
ふらつきや立ちくらみがあり、激しいときは倒れたりすることもあります。
生活習慣を見直すことで改善するケースが多いです。
しかし、「胃腸の働きが悪い」や「長期間、病気を患っている」という場合は、
身体の根本から見直して元凶となるものにアプローチをしていかなければなりません。
めまいと随伴しやすい症状
・耳鳴り
・動悸
・息切れ
・倦怠感、疲労感
・食欲不振
・軟便や下痢
・物忘れ
・汗をかきやすい
・月経不順や月経過少
※息切れ、息苦しさには肺線維症や肺気腫が潜んでいる場合もあるので注意が必要です。
②痰濁中阻~飲みすぎ!?~
水分やアルコールを多くとる
脂っこいものをよく食べる
天気が悪くなると悪化する
胃腸が弱い
痰濁中阻(たんだくちゅうそ)とは、
体内に余分な水分が溜まって、身体の巡りが悪い状態になっているものです。
めまいは回転性、あるいは宙に浮いたような感じなど。
ひどいときには、月に何度が吐き気を伴うめまいや頭痛を起こします。
西洋医学的にいえば、メニエール病(内リンパ水腫)です。
水分の代謝が悪くなっているので、主に胃腸の状態を整える施術を行います。
めまいと随伴しやすい症状
・頭痛(多い)
・吐き気(多い)
・食欲不振
・倦怠感、疲労感
・頭が重い
・耳鳴り
・食後の眠気
・足の冷え
③腎精不足~疲れすぎかも~
食生活が乱れている
長期間の過労
慢性病がある
加齢により
体力がないなどの体質
腎精不足とは、
成長・発育などに関わるエネルギー「腎精」が不足することで起きます。
ふらふらする感じのめまいです。
めまいと随伴しやすい症状
・耳鳴り
・腰から下肢にかけての鈍痛や無力感
・歩行が難しい
・動作がゆっくりになる
・忘れっぽくなる
・毛が抜けやすい
・歯がぐらつく
・やる気が出ない
・視力の低下
・性機能の減退
~「腎陰虚」の場合は以下も付随~
・喉の渇き
・手足のほてり
・顔面の紅潮
・イライラ
・不眠
・寝汗
・乾燥肌
・痩せていく
~「腎陽虚」の場合は以下も付随~
・四肢の冷え
・寒がり
・頻尿や夜間尿
・集中力の低下
・顔色が悪い
・皮膚につやがない
・早朝の下痢
④肝化上炎~強いストレス~
強いストレスを感じている
緊張する場面が長く続いていた
感情に蓋をすることが多かった
肝化上炎とは、
強い精神的ストレスにより「肝」の気が頭部にまで上がってしまう状態で、
全身の血流が悪くなります。
めまいと随伴しやすい症状
・のぼせ
・不眠
・頭痛
・肩こり
・イライラしやすい
・情緒不安定
・胸や脇が張って苦しい
・便秘や下痢を繰り返す
・頻尿
・月経不順や月経痛
・月経時の乳房腫脹感
より症状が進行すると「肝陽上亢」となって、
さらに吐き気や嘔吐、後頭部が痛い、眼精疲労などが伴います。
当てはまるものはありましたか?
もし当てはまるものがなかったとしても、
あなたが今悩まれているめまいには必ず原因があります。
もし身体の治癒を妨げる「阻害因子」を除去することができれば、身体は自らを治す力を取り戻します。
そうすれば薬に頼らなくても良い、本当の健康が手に入りますよ(^^)
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参考文献
・森ノ宮医療学園出版部:鍼灸OSAKA82号 特集◎臨床シリーズ52 めまい
・井口正寛(監訳):症状や所見からアプローチするめまいのみかた
・西田晧一:東洋医学見聞録 下巻
・長野潔:鍼灸臨床 わが三十年の軌跡ー三十万症例を基盤とした東西両医学融合への試み―
【この記事を書いた人】


大阪訪問鍼灸師(旭はりきゅう)
・鍼灸師歴10年
・漢方養生指導士
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