過敏性腸症候群でお悩みの方!鍼灸で腸内環境にアプローチ

\こんな悩みを持つ方に/
過敏性腸症候群と診断された
お腹に刺すような痛みや鈍痛がある
下痢、または便秘、もしくは両方ある
倦怠感や気分が落ち込みがある
根本から整えて元気な身体になりたい
過敏性腸症候群によって
こんな悩みを抱えていませんか?
トイレのない空間が怖い
車での遠出や旅行ができない
仕事や学校に集中ができない
どの食事でお腹を下すのかわからない
いつ爆発するかわからない爆弾を抱えている感覚
病院で検査をしても「異常なし」と言われた
メンタルが弱いと思われている気がしてつらい
だんだん自分に対する自信がなくなってきた
過敏性腸症候群は血液検査や内視鏡検査では異常がみられないため、理解が得にくい、つらい症状です。
映画館や美容室、歯医者など長時間の拘束があるところへは、行く前から緊張してしまい、
普段通りに接することができずに、もどかしい思いをされる方も少なくありません。
お腹の心配をせずに生活をしたい
そう思われて鍼灸を選択肢の一つとして検討されているのではないでしょうか?
先に結論から言いますと、
過敏性腸症候群は鍼灸で改善できます。
まず、過敏性腸症候群になる原因と考えられていることを簡単にご説明しますね。
それは、腸内のセロトニンの過剰、もしくは不足です。
下痢型の場合は過剰、便秘型の場合は不足と考えられています。
ではなぜ、セロトニンが過剰になったり不足したりするのか?
腸内のセロトニンは、腸クロム親和性細胞という上皮細胞からつくられますが、
その細胞はストレスによって活性化することがわかっています。
つまり、ストレスによってセロトニンが過剰になり、過剰になりすぎたら逆に不足します。
一時的なことであれば、身体は細胞を一定の数に保とうとする機能があるので、正常に戻ります。
しかし、現代社会では慢性的なストレスに晒されることが多くあります。
その結果、セロトニンが一定の数に保つことが難しくなり、過剰もしくは不足します。
やっかいなことに長期間になると、過剰もしくは不足している状態が身体に記憶され、
たとえリラックスするように心がけても、異常な状態をキープするようになります。
長期化すると改善しにくくなるのはこのためですね。
まとめて簡単に言うと、
自律神経の乱れによって腸内のセロトニンの過剰や不足し、過敏性腸症候群が引き起こされます。
これが過敏性腸症候群はストレスが原因だと言われる理由です。
つまり、自律神経をしっかり整えることができれば、過敏性腸症候群が改善する可能性が大いにあるということ。
それが鍼灸では可能なんです。

先ほど、ストレスによって腸の上皮細胞が活性化してセロトニンを過剰にすると言いましたが、
もう少し詳細にすると、
ストレスによって脳幹の視床下部から副腎皮質ホルモン放出ホルモンが出て、
腸の上皮細胞が反応しセロトニンが増えます。
この流れはHPA軸ともいいます。
このHPA軸はストレスを感じると身体を守るために起動しますが、長期間になると身体に負担がかかるんです。
それこそ幼少期からストレスを感じるような出来事が日常になっていると、それが当たり前になってしまい、
些細なことでも身体はHPA軸をONにするようになっています。
大人になってもその癖がなかなか抜けず、結果的に今の症状を引き起こしてしまっている方も多いと思います。
実は、鍼灸ではこの過剰になったHPA軸を整えることが分かっています。
これが鍼灸は自律神経に良いと言われる理由ですね。
もちろん、自律神経だけではなく、身体全体のバランスを診て施術をしていきます。
<身体の5つの機能>
・自律神経
・血流の循環
・免疫細胞
・気の巡り
・筋肉
身体には主に5つの機能があり、これらは相互に作用して身体のバランスを保っています。
これらのうちどれかが乱れれば、複数の個所に影響を与え、何かしらの症状として身体から警告が出ます。
過敏性腸症候群の場合は主に自律神経が関与している場合が多いですが、
自律神経が乱れている原因が他にもあるかもしれません。
なので、自律神経だけではなく、全体のバランスを診ていくことがかなり重要です。
何度も言いますが、それが鍼灸では可能なんです。
正直、薬でスッと改善されれば、それでいいと思います。
しかし、鍼灸を検討されているということは、慢性になってしまって、なかなか改善していないのではないでしょうか?
その場合は特に、全体的な身体のバランスを整えることが重要になってきます。
ぜひ一度鍼灸を受けてみてくださいね。
あなたの身体に健康を取り戻しましょう(^^)
\まずはご相談だけでも大丈夫ですよ/
参考文献:
1)山本高穂,大野智:東洋医学はなぜ効くのか?
2)矢野忠,川喜多健司:鍼灸臨床最新科学殻-メカニズムとエビデンス
3)熊澤孝朗,西條一止:鍼灸臨床の科学
4)鈴木郁子:やさしい自律神経生理学 命を支える仕組み
5)森ノ宮医療学園出版部:鍼灸OSAKA80号 特集 臨床シリーズ㊿過敏性腸症候群
【この記事を書いた人】

大東市の訪問鍼灸~旭はりきゅう~
富永 旭人
・鍼灸師歴10年
・漢方養生指導士
・長野式鍼灸/YNSA/経絡治療
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