変形性膝関節症で歩くのがつらい方へ|訪問鍼灸で痛みの軽減と歩行をサポート

「膝が痛くて、歩くのがつらい」

「立ち上がるときに膝が痛む」

「階段の上り下りが以前より大変になった」

このような症状でお困りではありませんか?

変形性膝関節症は、膝関節の軟骨などが徐々に変化し、痛みや動かしにくさなどが現れる病気です。

年齢とともに増える傾向があり、症状が進むと歩行や立ち座りなど、日常生活にも影響することがあります。

膝の痛みが強くなると、外出する機会が減ったり、病院や治療院へ通うこと自体が負担になったりすることもあります。

そのような場合には、ご自宅や施設で受けられる「訪問鍼灸」も選択のひとつです。

この記事では、変形性膝関節症の症状や原因、一般的な治療方法、訪問鍼灸で期待できることについて、わかりやすくご紹介します。

目次

変形性膝関節症とは?

変形性膝関節症は、膝関節の軟骨や半月板、軟骨の下にある骨などに変化が起こり、膝の痛みや動かしにくさなどが現れる病気です。

膝関節では、大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)、膝蓋骨(膝のお皿)が関節をつくっています。

関節の表面は軟骨で覆われており、膝にかかる衝撃を和らげたり、関節を滑らかに動かしたりする役割があります。

変形性膝関節症では、この関節軟骨だけでなく、半月板や骨、滑膜など関節全体にさまざまな変化が起こります。

進行すると膝の変形が目立つようになり、歩行や階段の上り下り、立ち座りなどの日常動作が難しくなる場合もあります。

ただし、検査などの画像で確認される膝の変化と痛みの強さは、必ずしも一致するわけではありません。

そのため、変形性膝関節症では画像上の変化だけではなく、痛みの程度や膝の動き、筋力、歩行状態なども含めて考えることが大切です。

変形性膝関節症の主な症状

変形性膝関節症では、膝の痛みや動かしにくさ、腫れなどの症状がみられます。

初期には、歩き始めや立ち上がるときなど、動作を始める際に膝が痛むことが多く、しばらく動いていると痛みが軽くなることもあります。

  • 椅子や床から立ち上がるとき
  • 歩き始めや長時間歩いたとき
  • 階段を上り下りするとき
  • 坂道を歩くとき
  • 膝を深く曲げるとき
  • 正座をするとき

また、膝関節に炎症が起こると、膝が腫れたり、熱をもったり、関節に水がたまったりすることがあります。

さらに進行すると、膝を完全に伸ばしたり曲げたりすることが難しくなり、歩行にも影響する場合も。そして、膝の変形が強くなると、いわゆるO脚が目立つようになります。

痛みのために歩く機会が減ると、膝を支える筋力が低下し、さらに歩くことがつらくなることもあります。

そのため、膝の状態だけでなく、歩行能力や筋力をできるだけ維持していくことも大切です。

なお、変形性膝関節症の症状や進行の程度には個人差があります。画像上の変形が強くても痛みが軽い方がいる一方で、変形が比較的軽くても強い痛みを感じる方もいます。

変形性膝関節症の原因

変形性膝関節症は、一つの原因だけで起こるものではありません。

加齢による関節の変化をはじめ、体重、筋力、膝への負担、過去のケガなど、さまざまな要因が関係して発症・進行すると考えられています。

加齢による膝関節の変化

年齢を重ねると、関節軟骨や半月板などの膝関節を構成する組織にも変化が起こります。

こうした変化が積み重なることで、膝関節が負担に対応する力が低下し、変形性膝関節症につながることがあります。

体重による膝への負担

膝関節には、立ったり歩いたりするたびに体重による負荷がかかります。

そのため、体重が増えるほど膝にかかる負担も大きくなり、変形性膝関節症の発症や進行に影響することがあります。

筋力の低下

太ももやお尻などの筋肉は、膝関節を支えたり、歩行時の衝撃を吸収したりする役割を担っています。

加齢や運動不足などによって筋力が低下すると、膝を安定させる力が弱くなり、日常生活で膝に負担がかかりやすくなることがあります。

膝への繰り返しの負担

仕事やスポーツなどで膝に大きな負荷が繰り返しかかることも、変形性膝関節症に関係する要因のひとつです。

特に、膝を深く曲げる動作や重量物を扱う作業などを長期間繰り返している場合には、膝関節への負担が蓄積することがあります。

過去のケガや病気

半月板損傷や靭帯損傷、骨折など、過去に膝を大きく傷めた経験がある方では、その後に変形性膝関節症を発症することがあります。

また、関節リウマチなど、別の病気によって関節に障害が起こる場合もあります。

このように変形性膝関節症には、年齢だけでなくさまざまな要因が関係しています。

そのため、膝の状態だけを見るのではなく、筋力や体重、日常生活での動作、歩き方なども含めて考えていくことが大切です。

変形性膝関節症に対して鍼灸で期待できること

変形性膝関節症に対する鍼灸では、膝の痛みを和らげ、日常生活での動きやすさを維持・改善することを目的に施術を行います。

鍼灸によって、すり減った関節軟骨や変形した骨そのものを元の状態に戻せるわけではありません。

しかし、変形性膝関節症による痛みには、関節の変化だけでなく、膝周囲の筋肉の緊張や炎症など、さまざまな要因が関係しています。

そのため、鍼灸では膝だけを見るのではなく、太ももやふくらはぎ、お尻など、歩行に関係する筋肉や身体全体の状態を確認しながら施術を行います。

膝の痛みの軽減

鍼灸には、痛みを抑える体の仕組みに働きかけて、変形性膝関節症による痛みを和らげる効果が期待されています。

痛みが軽減されることで、立ち上がりや歩行、階段の上り下りなど、これまでつらかった動作が行いやすくなるようにお手伝いします。

膝周囲の筋肉の緊張を和らげる

膝に痛みがあると、無意識に痛い側をかばって歩くようになり、太ももやふくらはぎなどの筋肉に負担がかかることがあります。

鍼灸によって緊張した筋肉をゆるめることで、膝周囲の動かしにくさを和らげ、身体を動かしやすい状態へ整えていきます。

歩行や日常を維持するためのサポート

変形性膝関節症では、痛みのために歩く機会が減ると、筋力や体力が低下し、さらに歩くことが難しくなるという悪循環に陥ることがあります。

痛みを軽減し、身体を動かしやすい状態をつくることで、できるだけ歩く機会を保ち、日常生活を続けていくことも鍼灸施術の大切な目的です。

鍼灸は変形性膝関節症そのものを元に戻す治療ではありませんが、痛みや動かしにくさを軽減し、その方ができるだけ自分らしい生活を続けられるようサポートする方法のひとつです。

通院や外出が難しい方には訪問鍼灸

変形性膝関節症の症状が強くなると、歩くことがつらくなり、病院や治療院へ通うこと自体が負担になる場合があります。

特に高齢の方では、膝の痛みに加えて筋力や体力が低下していたり、杖や歩行器を使用していたりすることもあり、外出の機会が少なくなってしまうことがあります。

そのような方には、鍼灸師がご自宅や施設へ伺って施術を行う「訪問鍼灸」という方法があります。

訪問鍼灸であれば、膝に痛みがある状態で無理に外出する必要がなく、普段生活している環境で施術を受けることができます。

また、実際の生活環境を確認できることも訪問施術の特徴です。

「ベッドから立ち上がるときに膝が痛い」
「トイレまで歩くのがつらい」
「玄関の段差を越えるのが大変」

など、日常生活の中でどのような動作に困っているのかを確認しながら、その方の状態に合わせて施術を行うことができます。

膝の痛みによって通院や外出が難しくなってきた方にとって、訪問鍼灸は、痛みの軽減だけでなく、歩行や日常生活をできるだけ維持していくための選択肢のひとつです。

健康保険は利用できる?

変形性膝関節症によって歩くことが難しく、医療機関や治療院へ自力で通うことが困難な場合には、

一定の条件を満たすことで訪問鍼灸に健康保険を利用できることがあります。

健康保険を利用するためには、主に以下のような条件があります。

  • 歩行が困難などの理由により、継続して通院することが難しい
  • 鍼灸による施術が必要であると医師が認め、同意を得ている
  • 健康保険による鍼灸施術の対象となる症状・疾患に該当している

変形性膝関節症による膝の痛みは、状態によっては「膝関節痛」などとして鍼灸の健康保険の対象となる場合があります。

また、健康保険を利用して鍼灸を受けるためには、医師が発行する「同意書」が必要です。

訪問鍼灸では、健康保険が適用される場合、施術料だけでなく往療料も保険給付の対象となるため、自己負担割合に応じた費用でご自宅や施設で施術を受けることができます。

「自分の場合は健康保険を利用できるの?」
「同意書はどうやってお願いすればいい?」

という場合には、まずはお気軽にご相談ください。

よくある質問

鍼灸で変形性膝関節症そのものは治りますか?

鍼灸によって、すり減った関節軟骨や変形した骨を元の状態に戻すことはできません。

鍼灸では、膝の痛みや周囲の筋肉の緊張を和らげ、歩行や日常生活を行いやすくすることを目的に施術を行います。

膝の痛みが強くても鍼灸を受けられますか?

膝の状態を確認しながら、その方に合わせて施術を行います。

ただし、急激に強い痛みが現れた場合や、膝に強い腫れ・熱感がある場合、転倒後から痛みが続いている場合などは、

鍼灸を受ける前に医療機関の受診をおすすめすることがあります。

病院で治療を受けながら鍼灸も受けられますか?

病院で診察やリハビリなどを受けながら、鍼灸を利用することも可能です。

鍼灸は病院での治療に代わるものではなく、痛みの軽減や身体を動かしやすい状態づくりをサポートする方法のひとつとしてお考えください。

変形性膝関節症でも健康保険は利用できますか?

変形性膝関節症によって歩行が困難になるなど、通院が難しい状態にあり、医師の同意など一定の条件を満たした場合には、訪問鍼灸に健康保険を利用できることがあります。

すべての方が対象になるわけではありませんので、詳しくはお問い合わせください。

どのくらいの頻度で施術を受ければよいですか?

膝の状態や痛みの程度、年齢、体力、生活状況などによって異なるため、一概には決められませんが、

初回の施術時に身体の状態や日常生活で困っている動作などを確認し、その方の状態に合わせて施術頻度をご提案します。

まとめ

変形性膝関節症は、加齢などに伴って膝関節に変化が起こり、痛みや動かしにくさなどが現れる疾患です。

症状が進むと、立ち上がりや階段の上り下りだけでなく、歩くことそのものがつらくなり、外出する機会が減ってしまうこともあります。

鍼灸によって、すり減った関節軟骨や変形した骨を元の状態に戻すことはできません。しかし、膝の痛みや周囲の筋肉の緊張を和らげ、身体を動かしやすい状態に整えることは期待できます。

特に高齢の方では、膝の痛みから活動量が減少すると、筋力や体力が低下し、さらに歩くことが難しくなることがあります。

そのため、痛みを軽減するだけでなく、できるだけ歩く機会を保ち、これまでの日常生活を続けられるようにすることも大切です。

膝の痛みによって通院や外出が難しい場合には、鍼灸師がご自宅や施設へ伺う「訪問鍼灸」という選択肢もあります。

「膝が痛くて外出するのがつらい」
「以前より歩ける距離が短くなってきた」
「できるだけ自分の足で歩き続けたい」

このようなお悩みがありましたら、お身体の状態を確認しながら、その方に合わせた施術をご提案いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

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