施設入居中に訪問鍼灸を利用するには?ご相談から施術開始までの流れ

「施設に入居している親が、最近よく腰や膝の痛みを訴えている」
「歩きにくくなったり、体を動かしにくそうにしているのが気になる」
「訪問鍼灸を受けさせてあげたいけれど、施設に入居していても利用できるのだろうか?」
このようなご相談をいただくことがあります。
ご自宅だけでなく、施設に入居されている方でも、施設側の受け入れやご本人の状態などを確認したうえで、訪問鍼灸を利用できる場合があります。
ただ、ご家族にとっては、
「まず施設に聞けばいいの?」
「鍼灸師に相談するのが先?」
「家族が何か手続きをしないといけない?」
「健康保険を使う場合はどうなるの?」
など、分からないことも多いのではないでしょうか。
最初から必要なことをすべて把握していただく必要はありません。
旭はりきゅうでは、ご本人の体の状態やお気持ちを確認しながら、ご家族や施設のご担当者とも相談し、無理のない形で訪問鍼灸を始められるよう一つずつ確認していきます。
この記事では、施設に入居されている方が訪問鍼灸を利用する場合の、ご相談から施術開始までの流れについてご説明します。
施設に入居している親の訪問鍼灸、何から始めればよいでしょうか?
施設で暮らしている親御さんの体の痛みや動かしにくさが気になっても、
「訪問鍼灸を利用できるのか分からない」
「施設への確認が必要そうで、何から始めればいいのか分からない」
というご家族もいらっしゃると思います。
そのような段階でも大丈夫です。
まずは、今どのようなことで困っているのかをお聞かせください。
訪問鍼灸を利用することが決まっていなくても、ご相談いただけます。
ご家族からも、施設のご担当者からもご相談いただけます
訪問鍼灸についてのご相談は、ご家族からでも、施設のご担当者からでも構いません。
たとえば、
- 最近、親御さんが膝や腰の痛みを訴えるようになった
- 歩くことや立ち上がることが以前より大変そう
- 関節が動かしにくくなってきた
- 外来への通院が負担になっている
- 施設で生活しながら受けられる施術を探している
といったことがきっかけでもご相談いただけます。
施設によって外部の訪問サービスに関するルールや対応が異なるため、必要に応じて施設のご担当者にも確認しながら進めていきます。
ご家族だけですべてを確認してからお問い合わせいただく必要はありません。
利用を決める前に、気になっていることをお聞かせください
「訪問鍼灸を相談したら、そのまま利用しなければならないのでは?」
と心配される必要もありません。
まずは、親御さんについて気になっていることをお聞きします。
体の痛みや動かしにくさだけでなく、
「できるだけ今の生活を続けてほしい」
「立ち上がるときの負担が少しでも減ってほしい」
「本人が嫌がることはしたくない」
など、ご本人やご家族が大切にしたいこともお聞かせください。
お話を伺ったうえで、訪問鍼灸で対応できることや、利用する場合に必要となる確認についてご説明します。
まずは相談してから、利用するかどうかを考えていただいて大丈夫です。
施設入居中に訪問鍼灸を始めるまでの流れ
施設に入居されている方が訪問鍼灸を利用する場合は、ご自宅への訪問とは異なり、施設側への確認や訪問時間の調整などが必要になることがあります。
旭はりきゅうでは、おおまかに次のような流れで進めていきます。
ご相談 → ご本人の状態を確認 → 施設との確認・調整 → ご本人への説明 → 費用や必要な手続きの確認 → 訪問日程の調整・施術開始
施設によって対応方法が異なるほか、ご本人の体調やご希望によっても進め方は変わります。
最初からご家族にすべて準備していただく必要はありません。一つずつ確認しながら進めていきます。
まずは、ご本人が現在どのようなことで困っているのかをお聞きします。
訪問鍼灸を利用できるかどうかだけではなく、ご本人の生活や現在受けている医療・介護サービスなども含めて確認し、どのような関わり方がよいのかを一緒に考えていきます。
痛みや動かしにくさ、日常生活で困っていること
腰や膝、肩などの痛み、関節の動かしにくさ、立ち上がりや歩行のつらさなど、現在気になっていることをお聞かせください。
また、症状だけではなく、
- ベッドから起き上がりにくくなった
- 立ち上がるときにつらそうにしている
- 歩く距離が短くなった
- 着替えなどの動作がしにくそう
- 痛みのため活動する機会が減っている
など、普段の生活の中で気になっている変化も大切な情報です。
「何となく以前より動きにくそう」といった段階でも構いません。
入居先や、現在受けている医療・介護サービス
入居されている施設の種類や、現在利用している医療・介護サービスについても確認します。
かかりつけの医療機関や服用しているお薬、施設で受けているリハビリや介護サービスなどがあれば、分かる範囲でお聞かせください。
訪問鍼灸だけで考えるのではなく、現在受けている医療や介護との関係も大切にしながら進めます。
ご本人とご家族が、施術に希望されること
同じ症状があっても、ご本人やご家族が希望されることはそれぞれ異なります。
「痛みが少しでも楽になってほしい」
「今できていることをできるだけ続けてほしい」
「施設で少しでも過ごしやすくなってほしい」
など、施術に期待されていることをお聞かせください。
できることと難しいことをご説明したうえで、ご本人にとって無理のない目標を一緒に考えていきます。
施設に入居されている場合、外部の施術者が訪問する際のルールは施設によって異なります。
そのため、実際に訪問する前に、施設側の受け入れについて確認します。
施設のご担当者に、外部の訪問施術について確認します
まず、施設のご担当者に、外部の鍼灸師が訪問して施術を行うことが可能か確認します。
施設によっては、事前の申請や担当者との打ち合わせなどが必要になる場合があります。
「施設に何を確認すればよいのか分からない」という場合も、まずは旭はりきゅうへご相談ください。
必要な確認事項を整理しながら進めます。
施術する場所や、訪問できる時間帯を相談します
訪問可能な場合は、施術を行う場所や時間帯について確認します。
居室で施術できる場合もあれば、施設内の別の場所を使用する場合もあります。
また、食事や入浴、リハビリ、レクリエーションなどの時間との調整が必要になることもあります。
施設側と相談しながら、ご本人が落ち着いて施術を受けられる環境を整えます。
施設の生活や介護の予定に配慮して調整します
施設での生活には、一日のスケジュールや介護の予定があります。
訪問鍼灸のために、それまでの生活リズムを大きく変えていただくことは望ましくありません。
できる限り、ご本人が普段送っている生活や、施設で提供されているケアを優先しながら訪問日時を調整します。
旭はりきゅうでは、ご本人への説明とお気持ちの確認を大切にしています。
どのような施術を行うのか、分かりやすく説明します
初めて鍼灸を受ける方にとっては、
「何をされるのだろう」
「痛くないだろうか」
と不安になるのは自然なことです。
できるだけ分かりやすい言葉で、これから何をするのかをお伝えし、ご本人の様子を確認しながら施術を進めます。
鍼やお灸への不安にも、一つずつお答えします
鍼やお灸に対する不安や苦手意識がある場合は、遠慮なくお伝えください。
実際に使用する鍼について説明したり、施術方法について相談したりしながら、不安を減らせるよう対応します。
その日の体調やご本人の反応によっては、施術内容を調整することもあります。
ご本人の意思や反応を大切にし、無理に進めません
ご高齢の方や認知症のある方では、その日の体調や気分によって施術への反応が変わることもあります。
言葉で意思を伝えることが難しい場合も、表情や体の反応などを確認しながら進めます。
嫌がっている様子がある場合などには、無理に施術を続けることはありません。
「施術をすること」よりも、ご本人が安心して受けられることを大切にします。
訪問鍼灸には、自費で利用する方法のほか、一定の条件を満たした場合に健康保険を利用できることがあります。
開始前に費用や必要な手続きについて確認し、分かりやすくご説明します。
健康保険の利用条件や、医師の同意書についてご案内します
鍼灸で健康保険を利用するためには、対象となる症状など一定の条件があり、医師の同意が必要です。
健康保険の利用をご希望の場合は、ご本人の状態を確認したうえで、必要となる手続きについてご案内します。
「保険が使えるのか分からない」という段階でもご相談ください。


現在の治療内容など、事前に確認が必要なことを整理します
健康保険の利用を検討する場合には、現在どのような医療を受けているのか確認が必要になることがあります。
かかりつけ医や受診状況、治療内容などについて、分かる範囲でお聞きします。
必要なことを一つずつ整理しますので、ご家族だけで判断していただく必要はありません。
費用の目安や、お支払い方法を開始前に説明します
費用については、施術を始める前にご説明します。
健康保険を利用する場合と自費で利用する場合では、費用や手続きが異なります。
「始めてから思っていた費用と違った」ということがないよう、事前に確認していただいたうえで施術を開始します。
施設側との確認や必要な手続きが整ったら、実際の訪問日程を調整します。
施術を始めたあとも、最初に決めた内容をそのまま続けるのではなく、ご本人の状態を確認しながら進めます。
ご本人の生活リズムや、施設の予定に合わせます
食事、入浴、リハビリ、レクリエーション、休息など、施設での生活リズムを確認しながら訪問日時を相談します。
できるだけ普段の生活を妨げず、ご本人にとって負担の少ない時間帯を考えていきます。
初回は体の状態を確認し、負担に配慮して施術します
初回は、痛みのある場所だけを見るのではなく、体の状態や動き、普段困っていることなどを確認します。
ご高齢の方では、体調や体力にも個人差があります。
そのため、最初から一律の施術を行うのではなく、その日の体調や反応を確認し、負担に配慮しながら施術します。
施術後の様子を踏まえ、今後の進め方を相談します
施術を受けたあとの体調や痛み、動きなども確認しながら、その後の施術内容や頻度を考えます。
必要に応じてご本人やご家族、施設の方とも相談し、無理なく続けられる方法を検討します。
訪問鍼灸は「始めたらずっと同じ内容を続ける」というものではありません。
その時々の状態に合わせて、施術の目的や進め方を見直していきます。
施術開始後も、ご家族・施設との情報共有を大切にします
施設で暮らしている方の場合、普段の生活の様子をよく知っている施設職員の方や、ご家族との情報共有が役立つことがあります。
旭はりきゅうでは、ご本人の安心を第一に考えながら、必要に応じて周囲の方とも連携して施術を進めます。
ご本人の同意や個人情報に配慮し、必要な情報を共有します
施術で確認した内容を、すべて周囲の方へ伝えるわけではありません。
ご本人の意思や個人情報に配慮しながら、必要な範囲でご家族や施設のご担当者と情報を共有します。
特に、日常生活に関係する変化や、施術を続けるうえで共有しておいたほうがよいことがあれば、必要に応じてお伝えします。
痛みだけでなく、日常の動作や過ごしやすさにも目を向けます
施術では、痛みの強さだけを確認するのではなく、
「以前より立ち上がりやすそう」
「歩くときの負担が少なくなった」
「痛みを気にせず過ごせる時間が増えた」
など、普段の生活の中での変化にも目を向けます。
施設職員の方だからこそ気づける変化もあります。
施術者だけで判断するのではなく、周囲の方からいただく情報も参考にしながら、ご本人の状態を確認していきます。
体調の変化に応じて、施術内容や継続について見直します
ご高齢の方では、体調や生活状況が変化することもあります。
発熱や急な体調不良があるとき、入院が必要になったときなどは、施術をお休みすることもできます。
また、これまでとは違う症状や大きな体調の変化がみられる場合には、訪問鍼灸を続けることよりも、医療機関への相談を優先することがあります。
訪問鍼灸を続けること自体を目的にするのではなく、その時のご本人にとって何が必要なのかを考えながら対応します。
ご本人、ご家族、施設の方と必要なことを確認しながら、安心して施設での生活を続けていただけるよう支援していきます。
施設入居中の訪問鍼灸について、よくあるご質問
施設で暮らすご家族の体のつらさ、まずは旭はりきゅうへご相談ください
施設で暮らしている親御さんに痛みや動かしにくさがあっても、
「施設に入居していても訪問してもらえる?」
「施設には何と伝えればいいのだろう」
「健康保険の手続きはどうすればいい?」
「家族が遠方に住んでいても大丈夫?」
など、最初は分からないことがたくさんあると思います。
お問い合わせの時点で、必要なことをすべて準備していただく必要はありません。
まずは、
「最近、膝が痛いと言っている」
「以前より歩きにくそうにしている」
「施設で訪問鍼灸を受けられるのか知りたい」
といった、今気になっていることをお聞かせください。
お話を伺ったうえで、ご本人の状態やお気持ち、施設の受け入れ状況、現在受けている医療・介護サービスなどを一つずつ確認していきます。
必要な手続きや施設への確認についても、順番に整理しながら進めます。
ご本人にとって無理のない方法なのか、ご家族が安心して任せられるのか、施設での生活や医療・介護との関係に問題がないかを確認しながら進めることを大切にしています。
「訪問鍼灸が合うかどうか、まだ分からない」
そのような段階でも大丈夫です。
施設で暮らすご家族の痛みや体の動かしにくさが気になったときは、まずは旭はりきゅうへご相談ください。
ご本人・ご家族・施設の方と必要なことを確認しながら、その方に合った方法を一緒に考えていきます。


