親が通院できなくなったらどうする?|相談先と自宅で受けられる訪問鍼灸について

「最近、親を病院へ連れて行くのが難しくなってきた」
「付き添いが必要だけど、毎回仕事を休むのは難しい」
「通院できなくなったら、これからの治療や体のケアはどうしたらよいのだろう」
親御さんの通院が難しくなると、体のことだけでなく、送迎や付き添い、今後の暮らしについても心配が増えてくるのではないでしょうか。
ご本人も、「家族に迷惑をかけたくない」「出かけるだけで疲れてしまう」など、さまざまな思いを抱えているかもしれません。
通院が難しくなったときは、ご家族だけで何とかしようとせず、ご本人の状態や希望に合った支援を一緒に考えていくことが大切です。
この記事では、親御さんの通院が難しくなったときに整理しておきたいことや相談先、自宅で受けられる支援、訪問鍼灸でお手伝いできることをご紹介します。
旭はりきゅうでは、ご本人の気持ちを大切にしながら、ご家族や医療・介護の方々とともに、安心して暮らしを続けるためのお手伝いを考えていきます。
親の通院が難しくなり、こんなことで困っていませんか?
これまでは通えていた病院や治療院でも、体の状態やご家族の事情が変わることで、通い続けるのが難しくなることがあります。
「まだ何とか通えているけれど、毎回大変」
「今の方法をいつまで続けられるかわからない」
という段階でも、困っていることを相談して構いません。
歩行や車への乗り降りがつらく、外出そのものが負担になっている

「玄関の段差を越えるのが大変」
「駐車場から病院の入り口まで歩くのがつらい」
「車への乗り降りに介助が必要になった」
通院には、診察を受ける以外にも、着替えや外出の準備、移動、待合室で過ごす時間など、さまざまな負担があります。
ご本人から「病院に行くのがしんどい」と言われたときは、通院のどの場面がつらいのかを、できる範囲で聴いてみましょう。
歩くことへの不安なのか、長く座っていることがつらいのかによっても、考える支援は変わってきます。
付き添いや送迎を、ご家族だけで続けることが難しい

「通院のたびに仕事の調整が必要になる」
「離れて暮らしているため、毎回付き添うことができない」
「支える家族も高齢で、移動の介助に不安がある」
親御さんのために付き添いたいと思っていても、ご家族にも仕事や生活、体の事情があります。
付き添う方の負担が大きくなり、通院の日が近づくたびに気が重くなることもあるかもしれません。
ご家族が無理を重ねる前に、周囲の支援を含めて通院の方法を考えてることが大切です。
親御さんのためにも、支えるご家族が続けられる形を探していきましょう。
通院できず、痛みや体の動かしにくさを我慢している

「今まで治療院で相談していた腰や膝の痛みを、そのままにしている」
「体が動かしにくそうだけど、外へ連れ出すのが難しい」
「本人が『通うのが大変だから、もういい』と言っている」
このような様子を見ると、「何かしてあげたいけれど、どうしたらよいかわからない」と悩まれるご家族もいらっしゃると思います。
まずは、ご本人が何につらさを感じ、どのように過ごしたいと思っているのかを確かめることが大切です。
そのうえで、必要な診察や治療をどう続けるか、体のケアをどのように受けるかを、分けて考えていきます。
旭はりきゅうでも、通院が難しい方の痛みや体の動かしにくさについて、ご家族からのご相談をお受けしています。
今受けている治療や支援も伺いながら、訪問鍼灸でどのようなお手伝いができるかを一緒に考えていきます。
まずは「通院の何が難しいのか」を整理しましょう
親御さんの通院が難しくなったとき、「これからどうしたらよいのだろう」と焦りを感じることもあると思います。
まずは、通院のどの場面で困っているのか、何を続ける必要があるのかを、わかる範囲で整理してみましょう。
相談するときの手がかりになり、ご本人やご家族に合った支援を考えやすくなります。
いつから、どのような場面で難しくなったか
「通院が難しい」といっても、その理由は一人ひとり異なります。
例えば、次のようなことを振り返ってみましょう。
- 以前から少しずつ難しくなったのか、最近急に変わったのか
- 玄関の段差や階段、屋外の歩行で困っているのか
- 車への乗り降りや、移動中の姿勢がつらいのか
- 病院で長く待つことが負担になっているのか
- 付き添うご家族の予定や体力の面で難しくなったのか
「病院に行きたがらなくなった」という場合にも、痛みや疲れ、転倒への不安などが隠れているかもしれません。
なお、急に歩けなくなった、体調が大きく変わったなどの場合は、通院方法の検討だけで済ませず、まず医療機関へ相談してください。
診察・薬・リハビリなど、続ける必要があることを確認する
通院先では、診察や検査、薬の処方、リハビリなど、さまざまな支援を受けていることがあります。
「どの病院に、何のために通っているか」
「次の受診日はいつか」
「薬はいつまであるか」
などを確認しておくと、相談が進めやすくなります。
診察券やお薬手帳、予約票など、手元にあるものを見ながら整理してもよいでしょう。
必要な診療をどう受けるかと、移動の負担をどう減らすかを、一緒に考えていきましょう。
親が通院できなくなったとき、どこに相談したらよいですか?
通院が難しくなったときは、困っている内容に応じて、医療や介護の相談先を頼ることができます。
「訪問してくれるところを自分で探さなければ」と、ご家族だけで抱え込む必要はありません。
まずは、今つながっている医療機関や担当者へ、現在の状況を伝えるところから始めてみましょう。
診察や薬の継続については、まず通院先・かかりつけ医へ
診察や薬の処方を今後どう続けるかについては、まず通院先やかかりつけ医に相談しましょう。
「玄関の階段を下りるのが難しくなった」
「車に乗っている間も痛みが強い」
など、通院で困る場面を具体的に伝えると、状況を共有しやすくなります。
体の状態や必要な診療に応じて、通院方法の調整、近隣の医療機関への紹介、訪問診療の検討など、どのような方法があるかを相談できます。
通院が難しくなっても、必要な医療を続ける方法を医療機関と一緒に考えていきましょう。
病院に地域連携室や患者相談窓口などがある場合は、そちらで今後の療養や支援について相談することもできます。
窓口がわからなければ、受付などで尋ねてみてください。
通院の付き添いや移動の支援は、担当ケアマネジャーへ
すでに担当のケアマネジャーがいる場合は、通院の付き添いや移動で困っていることを伝えてみましょう。
例えば、次のように具体的に話すと、ご家族の負担も伝わりやすくなります。
- 毎回の付き添いのために、仕事を休むことが難しくなっている
- 車への乗り降りを、家族一人で支えることが不安になっている
- 離れて暮らしており、通院のたびに帰省することが難しい
- 今の支援では、外出の準備や移動を十分に支えられない
地域で利用できる移動支援や介護タクシーなどについて、利用条件や費用も含めて確認していきましょう。
介護保険で対応できる範囲は状況によって異なるため、希望する支援を具体的に相談することが大切です。
「今は何とかできているけれど、このまま続けるのは難しい」という段階でも、早めに共有しておきましょう。
介護の相談先がわからないときは、地域包括支援センターへ
「まだ介護サービスを利用していない」
「ケアマネジャーがいない」
「通院以外にも心配があるけれど、誰に相談すればよいかわからない」
そのような場合は、親御さんがお住まいの地域の地域包括支援センターへ相談できます。
地域包括支援センターは、高齢者の健康や介護、生活などについて相談できる窓口です。
ご本人だけでなく、ご家族からの相談にも対応しています。
介護保険の申請について知りたい場合や、暮らし全体を支えるサービスについて相談したい場合にも、まず状況を伝えてみましょう。
相談するときに、利用したいサービスを決めておく必要はありません。
「親の通院が難しくなり、家族も困っています」というところから、今必要な支援を一緒に整理してもらいましょう。
自宅で受けられる支援には、それぞれ役割があります
通院が難しくなったとき、自宅で受けられる支援について調べると、「訪問診療」「訪問看護」「訪問リハビリ」「訪問鍼灸」など、さまざまな名前が出てきます。
「何が違うのだろう」「親にはどの支援が必要なのだろう」と迷うこともあるかもしれません。
大切なのは、ご本人に必要な診療やケアを確認し、それぞれの役割に合わせて支援を考えることです。
ご家族だけで選ぼうとせず、主治医やケアマネジャーなどに相談しながら整理していきましょう。
訪問診療・訪問看護について

訪問診療は、通院が難しい方に対して、医師が計画的・定期的に自宅を訪問して診療を行うものです。
病気の状態を確認し、薬の処方など、必要な医学的管理を行います。
これまでの診察や薬をどう続けるか心配な場合は、まず通院先やかかりつけ医へ相談しましょう。
訪問診療が適しているかも含めて、今後の診療方法を検討していきます。
訪問看護は、看護師などが主治医の指示に基づいて自宅を訪問し、療養生活を支えるものです。
健康状態の確認、療養上のお世話、必要な医療的ケア、ご家族への助言などを行います。
具体的な支援内容は、ご本人の状態や医師の指示によって異なります。
医師による診療と、看護師などによる療養生活の支援には、それぞれの役割があります。
自宅で受けるリハビリについて

自宅で受けるリハビリでは、医師の指示に基づき、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などが、体の機能や日常生活の動作を支援します。
例えば、起き上がりや立ち上がり、歩行、着替えなどについて、実際に暮らしている環境の中で、できることを保ち、増やすことを目指します。
ご本人の状態に合わせて、動作の練習や、ご家族への介助方法の助言などを行います。
「家の中を安全に移動したい」「トイレまで自分で行けるようになりたい」など、ご本人が続けたい生活も、主治医や担当者に伝えてみましょう。
訪問鍼灸について

訪問鍼灸は、鍼灸師がご自宅などを訪問して、はり・きゅうの施術を行うものです。
旭はりきゅうでは、痛みやこわばり、体の動かしにくさなどについてお話を伺い、ご本人の状態に合わせて、どのような施術が適しているかを考えます。
「寝返りをすると腰がつらい」
「着替えるときに肩を動かしにくい」
など、生活の中で困っている場面もお聞かせください。
ご本人が少しでも過ごしやすくなるよう、何をお手伝いできるかを一緒に考えていきます。
訪問鍼灸は、医師による診察や薬の処方、訪問看護による医療的ケア、必要なリハビリに代わるものではありません。
今受けている治療や支援を大切にしながら、体のつらさに対するケアの一つとして位置づけています。
なお、健康保険を利用するには、対象となる症状や医師の同意などの条件があります。
詳しい利用条件や費用は、事前に確認することが大切です。
すべての支援を利用する必要があるわけではありません。ご本人の希望や体調、ご家族の状況に合わせて、必要な支援を関係者と相談しながら整えていきましょう。


痛みや体の動かしにくさには、訪問鍼灸も選択肢の一つです
親御さんの通院が難しくなったとき、「体のつらさについて相談したいけれど、外へ連れて行くのが大変」と悩まれることもあると思います。
訪問鍼灸は、鍼灸師がご自宅などへ伺い、はり・きゅうの施術を行うものです。
旭はりきゅうでは、痛みやこわばり、体の動かしにくさについてお話を伺い、ご本人の状態や希望に合わせて、どのようなお手伝いができるかを考えます。
通院することが難しくても、体のつらさを我慢するしかないと、ご本人やご家族だけで抱え込む必要はありません。
今受けている医療や介護の支援も大切にしながら、訪問鍼灸が選択肢になるかを一緒に検討していきましょう。
痛みやこわばりなど、体のつらさについて相談できます

「腰や膝が痛いと言っている」
「肩や背中がこわばり、楽な姿勢が見つからない」
「体を動かすときにつらそうな表情をする」
このような体のお困りごとについて、ご本人はもちろん、ご家族からもご相談いただけます。
施術を考える際には、つらい場所だけでなく、いつから続いているのか、どのようなときに気になるのか、これまでにどのような診察や治療を受けているのかも確認します。
痛みの原因を決めつけず、医療機関での確認が必要と思われる場合には、受診や主治医への相談を優先します。
訪問鍼灸で対応できることと、医療機関に相談すべきことを整理しながら進めていきます。
寝返り・起き上がり・着替えなど、生活の中で困る動作も伺います

体のつらさは、「どこが痛いか」だけでは伝えきれないこともあります。
例えば、次のような場面についてもお聞かせください。
- 寝返りをすると腰が痛み、横になる姿勢を変えにくい
- ベッドから起き上がるときに、背中や肩がつらい
- 着替えの際に腕を動かしにくく、介助を受けるのもつらそう
- 椅子に座っていると体がつらくなり、食事に集中しにくい
「痛みを何とかしたい」という思いの先には、「楽な姿勢で休みたい」「着替えを少しでも負担なく済ませたい」など、ご本人が望む暮らしがあります。
旭はりきゅうでは、ご本人が日々の生活で何に困り、どう過ごしたいと思っているかを大切にし、施術の目標を一緒に考えていきます。
必要に応じて、ケアマネジャーやリハビリの担当者などとも、ご本人の同意を得ながら情報を共有します。
体調や治療内容を確認し、無理のない施術を考えます

訪問時には、その日の体調や疲れ具合、痛みの変化などを確認します。持病や服用している薬、主治医からの注意事項、ほかに受けている支援についても伺います。
はり・きゅうに不安がある場合は、遠慮なくお伝えください。
施術の内容をわかりやすく説明し、ご本人の意向を確認しながら進めます。
ご本人が望まない施術を、無理に行うことはありません。
体調によっては、施術内容の変更や中止、医療機関への相談が必要になることもあります。
施術を行うことよりも、ご本人が安全に過ごせることを優先します。
「親に訪問鍼灸が合うのかわからない」という段階でも、ご相談いただけます。
ご本人の気持ちと現在の治療を大切にしながら、体のつらさを支える方法を一緒に考えていきましょう。
訪問鍼灸の利用方法・費用・健康保険について
訪問鍼灸を検討するとき、
「どのように申し込むのか」
「費用はどれくらいか」
「健康保険は使えるのか」
など、気になることもあると思います。
旭はりきゅうでは、体のお困りごとに加えて、利用の流れや費用についてもご相談いただけます。
内容を確認し、納得してから利用を検討していただくことを大切にしています。
まずは、通院の状況や体のお困りごとをお聞かせください
ご相談の際には、わかる範囲で次のようなことをお聞かせください。
- 親御さんがお住まいの地域
- 痛みや体の動かしにくさなど、気になっていること
- 歩行や外出の状況、通院で困っていること
- 現在受けている治療や、利用している介護サービス
- ご本人の希望や、鍼灸について不安に感じていること
すべての情報がそろっていなくても構いません。ご家族から先に相談していただくこともできます。
お話を伺い、訪問できる地域か、施術を検討できる状態か、医療機関への相談が先に必要かなどを確認します。
そのうえで、利用を希望される場合の手続きや訪問日程についてご案内します。
健康保険を利用する際の条件や、医師の同意について
はり・きゅうは、一定の条件を満たす場合に、療養費として健康保険の対象になります。
対象となる病気や症状には決まりがあり、施術について医師の同意が必要です。
また、訪問に関する保険の取り扱いには、体の状態などによって通院が困難であることの確認も必要です。
ご家族の送迎が難しいという事情だけで判断されるものではないため、実際の歩行や外出の状況を伺います。
なお、同じ病気について医療機関で投薬や注射などの治療を受けている場合、はり・きゅうの保険利用には制限があります。
例えば、腰痛の治療で湿布や薬を処方されている場合は、腰痛の施術としてはり・きゅうの保険を使うことはできません。
診察・検査・同意書の交付は例外として扱われますが、具体的な治療内容の確認が必要です。
旭はりきゅうでは、現在の治療状況を伺いながら、同意書の手続きや保険利用についてご案内します。


費用や訪問頻度は、利用前に確認します
健康保険を利用する場合の自己負担額は、負担割合や施術内容、適用される料金の区分などによって異なります。
保険の対象にならない場合は、自費での利用についても確認が必要です。
利用前には、次の点を確認しておきましょう。
- 健康保険を利用できる見込みと、必要な手続き
- 1回あたりの費用の目安
- 別途費用がかかる項目の有無
- 訪問頻度と、月あたりの費用の目安
訪問頻度は、ご本人の状態や希望、ほかのサービスの予定などを踏まえて相談します。
無理なく続けられるかどうかも含めて、一緒に考えていきましょう。

親の通院が難しくなったときの訪問鍼灸について、よくあるご質問
親御さんの通院や体のケアでお困りなら、まずはご相談ください
親御さんの通院が難しくなると、診察や薬をどう続けるか、痛みを我慢していないか、付き添いをいつまで続けられるかなど、いくつもの心配が重なることがあります。
ご家族だけで、すべての答えを出す必要はありません。
通院先やかかりつけ医、ケアマネジャー、地域包括支援センターなどに相談しながら、ご本人とご家族に合った支援を考えていきましょう。
旭はりきゅうでも、通院が難しい方の痛みや体の動かしにくさについて、ご家族からのご相談をお受けしています。
「訪問鍼灸が合うかわからない」
「本人に話す前に、まず利用方法を知りたい」
「今受けている支援と、どう組み合わせたらよいか相談したい」
そのような段階でも構いません。
ご本人が安心して過ごせること、そして、ご家族にも安心して相談していただけること。
その両方を大切にしながら、旭はりきゅうでどのようなお手伝いができるかを一緒に考えていきます。


